豊かな人生のために優しく、温かく、暮らしに寄り添うもの豊かな人生のために優しく、温かく、暮らしに寄り添うもの
Enlich LifeEnlich Life
私たちのIOCとは、Interior Oriented Collaborationの略。
建築家や建て主、さらに施工業者の皆様とのコラボレーションを通して、
インテリア性の高いフローリング(内装材)をオーダーメイドで
創造するという意味が込められています。
素材本来の魅力を生かした、美しく、心地よい、特別なものづくり――
そんなIOCの理念を5つのキーワードで表現しました。
“上質”と感じさせる空間の条件とは何か。
巧みな建築のつくりであり、センスの良いインテリアであり―――
そして、それらを際立たせる大切な要素のひとつが
内装材であると考えています。
決して主役ではなく、全体を調和させる最後のピースとして
空間づくりを支える存在。
木目の模様や色のバラつきを生かした床材は豊かな自然の表情を称え、
本物の素材感が品すらも漂わせてくれます。
IOCでは樹種や加工により多くのアイテムを用意していますが、
商品数を増やすことが目的ではありません。
選択肢の数だけ、皆様のイマジネーションの自由度に貢献し、
クオリティの高い理想の空間が具現化しやすくなると考えているからです。
IOCの原点。それは日本の住宅シーンを牽引する建築家が放った
「こんなフローリングができないか?」という投げかけから始まりました。
IOCが創立した十数年前、当時の床材選びといえば、
どのメーカーにもある似たような品揃えから、
スタンダードな製品を何となく選りすぐるというのが現実でした。
空間の高い完成度を追求するプロに
「この家、この場所のために使いたい」と思えるオンリーワンの製品で応えたい——。
そんな目利きとの協働から生まれたフローリングたちが
現在のIOCのラインアップです。そして今もこれからも、
建築家やお客様が求めるインテリアに美しく馴染む製品を追求していきます。
IOCの大きな特徴のひとつに、納品までの独自のフローがあります。
大手メーカーのほとんどは、同一の製品を大量にストックし、
注文を受けると倉庫からその在庫を発送するというのが一般的。
私たちの場合は全く異なり、オーダーが入ってから製造するのが基本です。
一邸一邸テーラーメイドでつくり上げる設計士と同じ志向で、
案件ごとに誠意を込めてつくったフローリングを直接届けたい——。
このような方法を取っているため、樹種やサイズ、
色合いなどご要望への対応力も大切にしています。
永く使い続けるものだからこそ、お客様1人1人に寄り添う
特別な空間づくりの一翼を担うことができれば、と願っています。
毎日触れるものだからこそ、“本物”の質感であってほしい———
私たちがこだわる最も重要で根本的な哲学が、
木そのものの魅力を素直に生かした物づくりです。
自然素材の持ち味である柔らかさ、優しさを感じられるよう、
肌ざわりの良さには細心の注意を払って仕上げています。
素肌が直に触れたとき、冬には温もりに心が和み、夏にはさらりと快適な感覚は、
化学的なシートフローリングでは出せない心地よさがあります。
リアルな木材を使用している分、もちろん経年変化や生活傷はつきもの。
しかしそれは、暮らした時間であり、家族の記憶です。
ただ古くなるのではなく、人生と共に味わいを増す価値ある姿ではないでしょうか?
「床と同じ材で、階段をつくれないだろうか?」
建築家から受けたこの相談が、IOCのターニングポイントになりました。
同じ樹種、同じ仕上げでステップ用の材も製作。
完成した空間は統一感のある見事なものでした。
以来、私たちの掲げたコンセプトが『質感コーディネーション』という提案です。
壁や天井、あるいはキッチンカウンターといった多彩な内装材を、床と同じ質感で開発。
スペースの一部に床と同素材を取り入れることで、
要所でインテリアがリンクし調和や一体感が生まれます。
ファッション同様、少しの「外し」も効くようタイルやレンガも用意。
プロの空間演出の一助になることを目指しています。