樹種図鑑TREE SPECIES
フローリングには世界中の多種多様な木が使われています。
色合いや木目の表情など、樹種それぞれが持つ魅力と特徴を学びましょう。
フローリングには世界中の
多種多様な木が使われています。
色合いや木目の表情など、
樹種それぞれが持つ
魅力と特徴を学びましょう。
NO.10NO.10
ヒッコリー
Hickory
□ 樹種:クルミ科 広葉樹    □ 産地:北米
□ 樹種:クルミ科 広葉樹
□ 産地:北米
ヒッコリー画像Hard Maple 画像
色味
辺材は白く、芯材は淡い赤褐色であり、

色の濃淡が激しいため、

面白い模様が現出する場合が多い。
木目
木目は一般的には通直に通っている。

芯材部の色の濃淡が模様を作る。
性質
硬い材のため加工はやや難しい。

衝撃吸収力も高い。色の濃淡の

コントラストが
面白いので家具、

キャビネット、スポーツ用品、

スキー板等に使われる。
キャラクター
照りの表情・ピスフレック・緻密な木目・材色の濃淡
経年劣化
経年変化で色が濃くなる場合がある。
空間の印象
芯材と辺材の色差が激しいため非常に

個性的な空間を演出することができる。

とはいえ床に使ってもフローリングの

主張が強すぎるまでにはならず、

よい自然感のある雰囲気となる。
津田社長の補足メモ

芯材と辺材の色が大きく違うのが特徴。芯材は濃い褐色、辺材は白っぽい薄茶色だが、木材の業者はよく源平と呼び、この色が混じった状態で使用すると自然な特徴が出てとても面白い。また、面白い用途としては、ドラムスティックや、燻製用のチップとしても使われる樹種である。