サイザルロールカーペット
施工説明書
1
施工前の準備
下地面のチェック
下地は十分に乾燥した平滑かつ堅牢で、よく清掃されたモルタルまたは、木質仕上げである事を
確認して下さい。下地が湿気を含んでいると床材に伸縮が起こることがあります。
室内環境に順応
室内の温度・湿度になじませるため、カーペットを部屋の大きさに応じておよその長さに裁断し、床に並べて
約24時間仮敷きして、室内環境に順応させて下さい。
施工用具類の準備
接着剤をはじめ施工用具類をご用意下さい。
接着剤は下地とカーペットに応じて、使用する接着剤とその用途により、最適なものを選んで下さい。
施工前の準備施工前の準備
2
施工方法
① カーペットを敷く床面の中心点および基準線の設定を行ってください。
床面の中心点を探り、基本線の墨出しをしてください。
下地面のチェック下地面のチェック
② カーペットを仮置きしてください。
□ カーペットを仮置きした後、荒切りして下さい。
□ 表面を外にして巻き、端部の巻きグセを取って下さい。
□ 工程上ゆとりがあれば、カーペットを壁に立てて部屋の湿気になじませて下さい。
下地面のチェック下地面のチェック
※仮置きのままにしておくと下地の湿気をカーペットが吸い込んでしまう可能性があるため、必ず立てておくようにご注意下さい。
③ 割付け型合わせ
現場状況に応じて、割付け型合わせをして下さい。
A. 壁際カットの方法
a. 壁の隅にデバインダーの針先を当てて下さい。
b. もう一方の針先をカーペットに突き刺して下さい。
c. 壁際の針先を離して壁までの長さを商品に映して下さい。
d. 穴の位置を結んでカットして下さい。
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B. パイプ周りカットの方法
a. 端材2枚を壁面に沿って巾定規でカットして下さい。
b. 残った1枚にサークルカッターでパイプ穴をカットして下さい。
c. ガムテープで3枚の端材を固定して下さい。
d. 端材の上にカーペットを戻して下さい。
e. 「+」の中心を千枚通しで刺し、下の端材に通して下さい。
f. 下に敷いた端材を取りだし千枚通しであけた穴とカーペットの「+」の中心を合わせて下さい。
g. 端材に沿ってカーペットをカットして下さい。
h. 接着剤を塗布する前に接合部がきれいに合っているか確認して下さい。
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④ 接着剤の塗布
床面にむらなく塗布し、オープンタイムを十分に取って下さい。
塗布には、専用コテを使用して下さい。
接着剤の目安:塗布量・・・350g/㎡
施工前の準備施工前の準備
※下地の種類や状態、気温や湿度、通風により変わります。(モルタル下地を基準としています。)
尚、冬タイプはロットの末尾にW記載しております。
※上記条件は、推奨接着剤ルビロン101の場合ですので、ご使用になる接着剤の取扱説明書に従ってください。
⑤ カーペットを敷いて下さい
長尺サイズで貼る場合は、半分の面に接着剤を塗布しオープンタイム後カーペットがずれないように敷いて下さい。その後、残りの半分の面も同様に張付けて下さい。
ジョイント部分は合わせ切りし、ニーキッカーで強く突き合わせながら床面接着し、ローラーでていねいにしっかり圧着して下さい。
端部については実用に応じて適宣ほつれ止めで押さえてください。
施工前の準備施工前の準備
⑤ カーペットを敷いて下さい
長尺サイズで貼る場合は、半分の面に接着剤を塗布しオープンタイム後カーペットがずれないように敷いて下さい。その後、残りの半分の面も同様に貼って下さい。
施工前の準備
ジョイント部分は合わせ切りし、ニーキッカーで強く突き合わせながら床面接着し、ローラーでていねいにしっかり圧着して下さい。
最後に透明の目時接着剤でほつれ止めをして下さい(巾10mm位液を流して下さい)。
施工前の準備
⑥ 施工後の圧着と養生を行って下さい
施工後はローラー(約30?40kg)ですぐにおさえて圧着して下さい。
また、約1時間後に再度ローラーで圧着して下さい。
下地面のチェック下地面のチェック