オイル塗装のメンテナンスガイド
表面に着いた汚れ、シミが落ちない場合の補修方法
補修する前に、念の為、弊社ホームページ、サポート内にあるメンテナンスガイド https://www.iocjapan.biz/technical/_DATA_/Oil_
Coating_Maintenance_Guidance.pdf
でご案内しているワックス&クリーナーおよびポリッシングパッドでお試し頂き、それでもシミが取れない場合は、下記の方法で対処できると思われます。
1
作業するフローリングを囲む様にマスキングテープで保護して下さい。
※マスキングテープは長時間貼ったままにしないで下さい。
マスキングイメージ
2
表板の厚みが 2 mmある製品の為、気になる箇所の周囲を含め、240番程度のサンドペーパーでシミのついた周辺を長手方向にサンディングして下さい。また、サンディング箇所はその汚れ箇所だけではなく、汚れの付着したフローリング1枚全体をサンディングすることをお勧めいたします。汚れ箇所のみサンディングを行うと、その箇所の色味が薄くなり逆に目立ってしまう為です。
※06シリーズの場合:表板の厚みが0.6mmであり、2mm単板と比較すると薄いので注意してサンディング
 して下さい。
サンディングイメージ
3
シミがなくなったところで、今度は400番程度のペーパで表面の毛羽立ちを整え、マイクロファイバークロスなどで削りカスを綺麗に拭き取って下さい。
4
表面がきれいになったことを確認したら、仕上げで使っているオスモ社のフローリング用仕上げオイル、品番3062のクリア艶消しタイプで、再塗装すれば問題は解決できると思います。
※オスモオイル#3062は2種類があるので必ずつや消しタイプをご使用下さい。
※オスモオイルは基本2回塗りです。1回塗ると乾くのに8時間程要します。
補修の場合、内部に浸透していることもあるので1回塗りでも問題ないかと思いますが、現場の状況を
見ながらご判断下さい。
もし可能であれば、余っているフローリングで再現見本を作成するか、またはお部屋の目立たない場所にて上述の方法でテストを行う事をお勧めいたします。
余っている材料がない場合、300㎜程度の長さのサンプルを、弊社までご請求下さい。
尚、ご採用頂きました製品はオイル塗装のため、上記ご案内したメンテナンスが必要です。
普段のお掃除は、ウォッシュアンドケアをお使いいただき、半年または年に一度の大掃除に、ワックスアンドクリーナーを併用してお手入れして頂けると、中に含まれるオイルが浸透してフローリングを乾燥から防ぎ、さらに表面に残るオイルにより汚れ防止の効果が発揮され、フローリングそのものの品質を維持する事ができます。
何のお手入れもしないと、オイル効果もうすれ無塗装に近い状態になってしまい、水をこぼしただけで、すぐ中に浸透して、シミや汚れの原因となり、乾燥しすぎると表面の木割れ、反り、ササクレ、剥離等、大きな問題に発展するリスクが高くなるので、ご注意下さい。
オスモオイル塗装